兵庫県国際交流員(CIR)と一緒に「いろんな国の古い建物の魅力を語る」の報告

ふるさとづくり青年隊と一緒に創り上げてきた兵庫県国際交流員(CIR)と一緒に「いろんな国の古い建物の魅力を語る」が無事に終了しました!

1週間前の大雨から打って変わり、数日前から、この3連休は猛烈な暑さに見舞われるとの予報でしたが、前日の会場準備に続き、当日もスゴい暑さでした。都心部に比べると比較的涼しく、また大きな寄宿舎の空間なので多少マシではあったと思いますが、それでもなかなか経験することのない暑さでした。急遽、緊急避難用のウインドエアコンの部屋を設置したりうちわを配布したり、講演会最中にお茶をお配りしたりする段取りになりましたが、これもこうした取り組みをやっていく上での良い経験になったと思っています。

今回の大役・司会を務めてくれたのは、青年隊として参加してくださった神戸学院大学の学生さん・今地さん。浴衣を着て、最初から最後まで頑張ってくれました。代表の山本から、なぜ我々がこうした古い建物を使ってさまざまな取り組みを行っているのかや、今回の会場になった寄宿舎の歴史などについて話をさせていただきました。

【第1部】
「いろんな国の古い建物の魅力を語る」
講演:カイ・シムズさん(オーストラリア・シドニー)/ジェームズ・ボリンジャーさん(アメリカ・シャーロット)/オウ・シュウセイさん(中国・海南省)/太田亨(太田工務店株式会社 代表取締役)/原田浩美(紡)

まず最初に、3名の兵庫県国際交流員から、それぞれの国の古い建物についてたくさんのスライドを交えながらお話をしていただきました。
植民地としての歴史背景がある国もあるので、それらの国の影響を受けた建物の様式や文化などのお話も聞くことができましたし、屋根の形から見る建物の紹介、ご自身の実家の建物を例にした説明などがあり、とても興味深い話を聞くことができました。国の歴史、建物の歴史や素材など、きっとものすごく時間をかけてスライドを準備してくださったのではないかと思います。普段、あまり聞くことができないお話でしたので、参加してくださった皆さんもうんうんとうなずきながら話を聞いておられました。
後半は、紡のメンバーの太田亨さんと原田浩美さんにも加わっていただき、多可町近隣の篠山、朝来、そして多可町・岩座神でリノベーションをされた古い建物の利活用事例を紹介していただきながら、話をお聞きしました。

【第2部】
「津軽三味線演奏会〜交流会」
演奏:吉川 昌山千

休憩を挟んで、多可町の三味線奏者・吉川 昌山千さんの演奏で交流会が始まりました。おなじみの津軽じょんがら節や即興曲など素敵な演奏はもちろんのこと、楽しいトークを交えながら30分ほど演奏をしていただき、食事のコーナーへ。このメニューは、ふるさとづくり青年隊の皆さんで話し合っていただいて、当日、どうやれば来場してくださった皆さんが楽しんで時間を過ごしていただけるだろうか…ということを考えて決めてくださった内容です。
かつて、多可町の給食で出されていて、今は「まちの駅・多可」でした手に入らない幻の吉田製パンの食パンを使ったオープンサンドや冷やしキュウリ、抹茶プリン、2週間ほど前から漬け込んでいたレモネード&ベリースカッシュ、そしてはるばる鳥取・米子から来てくださっている青年隊メンバーが水出しのアイスコーヒーとホットコーヒーを淹れてくれました。
最後に、青年隊からのサプライズ・神戸のみよちゃん作詞の「Taka-cho音頭」を皆で踊って盛り上がり、交流会が終わりました。

ホントに暑い一日でしたが、皆さん熱心に話を聞いてくださり、また、会場のあちこちで楽しい輪ができあがっているのが印象的でした。途中で気分が悪くなる方も無く、とても良い講演会&交流会だったと思います。
かつて、この寄宿舎では中学生や高校生ぐらいの幼い女工さんたちが彼女たちの青春時代を過ごしていたのだと思いますが、時を越えて、もう使われなくなっていた建物がこのような形で人が集まる場所に生まれ変わるなんて、きっと思いもしなかったことでしょう。願わくば、これを機にこの建物がカフェやゲストハウスなどに生まれ変わり、今後も新たな姿として活用されることを願っています。この講演会&交流会の開催にあたりご協力をしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。次回は、涼しい秋に違った形で開催する予定です。また青年隊の皆さんと一緒に内容を創り上げていこうと思いますので、またよろしくお願いします!

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