【報告】古民家改修ワークショップ「寄宿舎の床貼り&そば打ち体験」+「アサカサカバ〜安坂・夕暮れバル」

11月23日開催予定の「空き家マルシェ」の準備企画【古民家改修ワークショップ「寄宿舎の床貼り&そば打ち体験」+「アサカサカバ〜安坂・夕暮れバル」】のご報告です。

暑い日が続いていますが、この日も快晴。古民家の魅力を知るために、八千代区中野間の古民家で開催された古民家改修ワークショップ「寄宿舎の床貼り&そば打ち体験」と中区安坂で夕方から開催する「アサカサカバ〜安坂・夕暮れバル」の二手に分かれて準備を行いました。「アサカサカバ〜安坂・夕暮れバル」は古い空き家を使っていろんな人が集まってつながることができる空間を提供すると共に、町並みと建物の魅力を感じ取っていただく企画です。

【古民家改修ワークショップ「寄宿舎の床貼り&そば打ち体験」】

この日の中野間での古民家改修作業は、以前に柿渋を塗っておいた床板を丸ノコとのこぎりを使って長さを調整して切り、エア釘打ち機を使って床面に貼り付けていく作業です。以前は床そのものの水平が保たれていない状態でしたしコウモリの糞がたくさん落ちていた床でしたが、ようやく靴を脱いで床に座れる状態になってきました。DIY好きの方は丸ノコを使ったことはある人が多いかと思いますが、エア釘打ち機は初めてという方がほとんどです。あっと言う間に床板が固定されていきますので、さすがにプロの使う道具は便利ですね。

寄宿舎1階の台所では、多可町在住のそば打ち職人・浦野重良さんと奥さま、そして2名の仲間が講師になってくださって、希望者にそば打ち体験の指導をしてくださいました。
最初に丁寧なデモンストレーションを行ってくださいましたが、粉を練るところから麺棒で伸ばすところ、そして切るところまで、すべての行程が難しいのがそば打ちです。一通り見せていただいた後に3班に別れてそれぞれに講師の方が付いてくださいましたが、なかなか思ったようにはできません…。特に気温の高い季節でしたので、あまり時間をかけすぎるとどんどん水分が無くなってしまって味が落ちていくとのことなので、できるだけ短時間で仕上げることも重要なポイントのようです。

各班共にあれこれ苦労がありましたが、やっと完成!浦野さんが作ってくださったそばは2階の改修作業をしているメンバーに振る舞われ、そば打ち体験に参加した人たちは、自分で作ったものを自分で湯がいて食べることになりました。中には太すぎてきし麺みたいになっているそばもありましたが、やはり自分で作ったそばは美味しい!そして、濃厚なそば湯も絶品でした。講師の皆さま、本当にありがとうございました!

【アサカサカバ〜安坂・夕暮れバル】

夕暮れバルは16時〜の開催です。この会場となる古民家の空き家を使える状態にするために7月14日(日)に大掃除大会を行い、さらに前日の8月10日(土)にも掃除&飾り付けを行いました。ボランティアの皆さんと一緒に家の中の不用品の撤去から始まり、草刈り、床・壁・柱の拭き掃除など、かなり大掛かりな清掃作業を行いました。さらに、基本的には空き家はすべて水と電気が止められていますので、それらを使えるように近隣の皆さんへに協力依頼をするなど、いろいろとクリアしなければいけない課題がたくさんありました。

当日は、朝から安坂チームでは提灯の飾り付けや照明の設置など、中野間とは別に動いてくれていました。この建物は、母屋の古民家とは別にかつてお肉屋さんとして使われていた店舗部分が道路に面して建っていますので、その隣の空きスペースに西脇の焼き鳥屋「すぎや」さんにお越しいただき、焼鳥とビール、日本酒のご提供をいただきました。
15時に中野間チームの作業が終わって安坂に移動して合流。この日はすぎやさんの焼き鳥と紡が提供するご飯&浅漬、ソフトドリンクのみでしたし、あまり広い場所ではありませんでしたので積極的な広報はしなかったのですが、夕方から近所の皆さんや個人的にお声がけをした皆さんがふらっと立ち寄ってくださいました。この通りは旧国道ですので、かつては播州織工場の工員として働いていた女性従業員たちがたくさん行き来し、多可町内での商店街としての役割を担っていた場所ですので、こうして近所の皆さんが立ち寄ってビールを片手に立ち話をしておられる風景はとても感慨深いものがありました。11月の「空き家マルシェ」本番には、こうした風景が複数の店舗で見ることができるのを楽しみにしています。

11月23日(土・祝)開催の「空き家マルシェ」への出店に関する応募要項は、下記のサイトからご確認をお願いします!

http://takatsumugi.com/marche-1123/

関連記事一覧

Stay×TAKA「門前」の宿泊予約

過去の投稿

PAGE TOP