第23回「古色塗り&豚汁+お漬物」のご報告

第23回目のワークショップは、中山塗装の中山さんを講師にお招きして「古色塗り」体験を行いました。初めての参加者もたくさん来てくださり、とても賑やかな雰囲気の中での開催でした。
古民家は長年の時間と、かつて室内にかまどなどがあったために煙で燻されて着色された材木が残されているので、リフォームで新しくした箇所とは必然的に材木の色が違ってきます。そうした違和感を無くすために、色目を合わせる作業です。いろんな方法があるそうですが、今回は柿渋をベースにして、様々な色のベンガラを調合して色づくりを行いました。柿渋は時間と共に色が濃くなるそうなので、それを予想して着色をすることになるので、職人の長年の経験とカンが必要になるとのこと。完全に天然素材だけで作られているにも関わらず、柿渋とベンガラの組み合わせは着色効果だけでなく防虫防腐効果もある日本の伝統的な塗料だそうです。
今回は、これまでに作業をした廊下の床板と濡れ縁に着色をして、色目が変わってしまっていた柱の根本の部分の着色を行いました。また、次回の24回目の寄宿舎での壁作りと床張りのための床材にも着色を行い、人数が多かったので予定していた作業よりも大幅に進んで、搬入した床板全ての着色作業を終えることができました。

そして、この日のお昼ご飯は豚汁とお漬物。羽釜を使った炊きたてのご飯と一緒にいただきました。そして、3時のおやつは白玉ぜんざい。
庭には梅とボケの花が満開で、春の訪れを告げていました。

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