今回のワークショップは、いつもとちょっと違う様子でした。
まず、古民家改修のメインイベントは、ジャッキアップ作業の見学。ジャッキアップ作業とは、古民家の躯体で落ちたり歪んだりしている部分を持ち上げ、新しい材を入れて改修する作業のことです。これまで改修作業を行ってきたのは母屋の方ですが、今回のジャッキアップは、おくどさんのある寄宿舎の2階です。
今回は素人では作業できない…ということで、いつも改修作業を指導してくださっている、太田工務店株式会社の代表太田さんと、弟子の平瀬さんのお二人が作業を進めてくださいました。
なかなか見ることができない作業に、皆さん興味津々の様子。
そのころ台所では、新生姜の炊き込みご飯の準備が進んでいました。
(チラシでは山菜ごはんだったのですが、山菜の時期が過ぎてしまったため、メニューが変更になりました…。)
参加してくれた大学生たちも、たくさんお手伝いをしてくれました(^^)/★台所は生姜のいいかおりでいっぱいです!
そして、今回のメインイベントその2!南米ペルー・クスコご出身の「フローレス・デュオ」のお二人による、古民家ミニライブです!南米ペルーの伝統的音楽フォルクローレを中心に、日本の歌のアレンジも披露してくださいました。
MCトークでは軽快なジョークを交え、会場が笑いに包まれる場面も。フローデス・デュオは、フレディ・フローレスさんと、ヘスス・フローレスさんの兄弟で結成されています。来日されて27年ほどということで、日本語がとってもお上手です。もともと、私たちの活動にいつも協力いただいているロバート・エルドリッジさんとは、来日されたころに共に日本語を勉強した大親友だそうで、今回もロバートさんを通じてご紹介いただきました。
私たち紡は今年国際交流事業にもチャレンジしているところなので、ロバートさんからのご紹介はとてもありがたいお話でした。ロバートさん、いつもありがとうございます!
フレディさんもヘススさんも、もともとは建築関係のお仕事をされていたということで日本の古民家の構造や建築方法などにも大変詳しく、ミニライブ中にも『(お二人ご出身の)クスコでは、昔からの家がずっと大事にされている。200年や300年間、同じ家を大事に大事に使っている。不便なこともあるけれど、このような素晴らしい家は壊してしまうと元に戻らない。大切に残していかないといけない。』と語ってくださいました。
国や文化は違えど、その土地に合わせた古い建物が存在し、そしてそれを後世へと大切に受け継いでいくという気持ちはどこも同じなんだな、と感じました。フローレス・デュオのお二人には、これからも私たちの国際交流事業などでいろいろとお世話になりたいと思っております。今回ミニライブを見られなかった方も、ぜひ次回はご参加くださいね。
今回のワークショップは、おやつ付きでした!
今回のおやつは「ひょっとで」という和菓子。「ひょっとで」は北播磨地方の方言ということなのですが、これはいわゆる「かしわ餅」。かしわ餅は、言葉の通り柏で包みますが、このひょっとではサルトリイバラという里山のどこにも生えている植物の葉を使用します。
どこかで見たことがある葉っぱですよね。
でも、実際に探すとなるとなかなか在り処が見つからず…。紡メンバーで手分けして探して、採取してきました。あんこを生地で包み、葉っぱでくるんで蒸すだけの簡単な和菓子ですが、蒸しあがるととってもいい香りでした♪
中区茂利で採れたイチゴの差し入れと一緒に食べると、いちご大福のようでとてもおいしかったです!
そして、焙煎工房HUGさんから「紡 ―TSUMUGI―」オリジナルパッケージのコーヒーをいただきました!ホームページの画像を使っていただきました。ありがとうございます♪
さて、次回のワークショップは6月9日(土)に開催いたします。
6月のワークショップは、ワークショップ終了後にホタル観賞会を開催いたします!ワークショップ終了後、昨年も好評だったマイスター工房八千代さんの「天船巻き寿司」を食べて、ホタルスポットに向かいます。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。