さて、いよいよ始まった「ふるさとづくり青年隊事業」の国際交流の拠点づくり。今日は最初のキックオフ会議でした。遠くは鳥取県から参加してくださった方や、三田市や加東市からもご参加くださいました。まずは皆さん初対面なので、仲良くなるための場作り。コーヒーを淹れてくださった方や手作りケーキを焼いてきてくださった方など、皆さんそれぞれの持ち味で場作りに貢献してくださいました。
自己紹介をした後に、「多可町の良いところ/知ってほしいところ(ブルーの付箋)」「多可町がこうなったら良いな/不便だと思うところ(ピンクの付箋)」を書き出してもらいました。外から見ないと出てこない意見や、中にいるからこそ感じるものの見方など、なかなか興味深い意見が出ました。
「いい規模感」「丁度よいコンパクトさ」などを『良いところ』にあげている方がとても多いことです。これは地元ではあまり気が付かないことかもしれませんが、逆に言うと規模が大きすぎる自治体は人間関係が希薄になったり、物事が動かしにくいということがあるのかなと感じました。そして、不便な部分で多いのは「交通の手段がない」という部分でしょうか…。しかし、逆にそこが良い!という意見もありましたので、いろんな見かたがあるということを実感することができました。
そうした意見を踏まえて、このまちの良さを伝えながら活動できる取り組みは何だろ!?と考えたのが、「地元の方とのふれあい」「昔のモノづくり」「秘密基地づくり」「子どもたちに聞かれたときに答えられるように、地域の方から野の葉っぱや食べられる山菜の名前調べ」などの意見が出てきました。
その後、打ち合わせ会場の三谷から岩座神の棚田を通って、講演会や交流会を行う予定の八千代区の寄宿舎(かつて播州織工場で働いていた女工さんたちが生活をしていた建物)の下見。さて、これから先、どんな展開になるのか楽しみです。