第5回「土壁塗り②&羽釜ご飯/2nd-LEG古民家ライブ+手作り団子と石臼で挽いたきなこ」in 多可町八千代区中野間のご報告

これまで紡のイベントでは一度も雨に降られたことがなかったのですが、この日は翌日に大型の台風が直撃するとの予報でしたので、小雨がパラパラ…。中止にするかどうか迷いましたが、台風本体はまだ九州よりもかなり西にあるので決行!結果的に降ったりやんだり程度の天気でしたが、風も全く無く、むしろいつもよりのんびりした雰囲気の中で、室内での作業となりました。

今回は、前回に引き続き土壁塗りと2つ目の和室の床張り作業でしたが、土壁塗りは奥座敷の上の2階部分の壁を塗ることになりました。この部屋は長年使われていませんでしたので、改修を始めた当初はコウモリの棲家になっていた場所です。如何にもトトロの映画に出てきそうな隠れ家的な部屋で、参加者の皆さんもお気に入りの部屋です。
今回も、職人集団「若匠」の左官職人・奥村さんの指導を仰ぎながらの作業ですが、大人数で作業をしましたのでかなり成果が上がりました。

そして2つ目の和室も床下の補強が終わって床板の荒材を乗せ、ついに畳を元通りに戻すことができました。半分床が腐りかけていた部屋ですが、これで何人乗っても大丈夫な状態になりました!たくさんのボランティアさんが順番に作業を行ってくださったおかげです。

台所では、今夏も恒例の羽釜ご飯(新米です!)と豚汁と浅漬。そして、スタッフが差し入れをしてくれたカボチャの煮付けとボランティアさんが差し入れしてくださった、手作りの胡麻プリンが絶品でした。いずれもとても美味しくて、思い思いの部屋でワイワイ言いながら食べる食事はこの古民家ならではの楽しみです。
今回初の試みは、石臼を使って挽いたきなこ作りとお団子作り。挽きたてのきなこは本当に香りが良くて、遠くにいても良い香りが漂ってきます。前回予行練習をしていたので、今回は石臼の使い方も完璧。3回挽き直して、さらにふるいにかけるとパウダーのような上質なきなこの完成です。お団子はきれいに丸めてお湯の中に入れたのですが、茹で上がるとなぜか楕円形になってしまい、なかなか思い通りにまん丸のままの形にはなりませんでした。何が悪かったのかな…。

そして今回は夕方から、神戸や大阪など主に関西で活躍中のアコースティックユニットの2nd-LEGのライブを開催させて頂きました。2nd-LEGのお二人は午前中から来てくださって、ボランティアの皆さんと一緒になって土壁塗りを手伝ってくださいました。
足元が悪い中、40名以上の方が集まってくださり、ボーカル&ギターの安本豊さんとコーラス&パーカッションの松本礼央さんの音楽を堪能させて頂きました。静かな大人の雰囲気の曲が古民家にピッタリで、参加して下さった皆さんにも楽しんで頂けたことと思います。

ライブが終了してからは、お待ちかねのお団子と挽きたてのきなこをご賞味。来月は中秋の名月なので、ちょっと早めのお月見(曇っていましたけど…)を楽しませて頂きました。

次回の開催は10月21日(土)です。前回塗った外壁の上に漆喰を塗る予定です。きっとこれで見た目が劇的に変化するはずですので、興味のある方はお早めに参加予約のご連絡をお待ちしております。

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