あっという間に1月も後半になりましたが、この日のStay×TAKA「門前」でのワークショップは、餅つき大会と「紡食堂&紡酒場 monzen」で使用するテーブル&椅子づくりです。
まずは長年眠っていた欅の立派な臼を出してきて、塩&熱湯で消毒。繰り返すこと4、5回。その間に地元・門前で栽培された無農薬の餅米を蒸し、同時に多可町産の黒大豆を石臼ですり潰してきな粉を作ります。細かい粉にするためには何度か石臼を通すのですが、すっている途中からとても良い香りが部屋中に漂っていました。
テーブル&椅子づくりチームは、畳の上に直接座るのがつらい…という方のために、畳の上に置くことができる椅子づくりから始めました。
毎度のことですが、まずは基本中の基本、のこぎりを使って真っ直ぐ直角にカットすることからです。実は、これが一番難しい…。切る場所によって、のこぎりと丸鋸を使い分けて作業を進めます。
椅子づくりで難しいのは、すべてが直角の組み合わせでできているのではなく、背もたれの部分が少しだけ外側に傾いていることです。そのため、当然接合部分は直角ではありませんので、それを見越した上でそれぞれのパーツをカットしていかないといけませんが、皆さん四苦八苦しながら作業を進めておられました。
餅つきチームは交代でペタンペタン杵を振り下ろしてお餅をついていきましたが、その様子を見て、近所のおばあさんや、道をとおりがかったおじいさんが立ち寄ってくださいました。昔はどこの家でもやっていたそうですが、最近はすっかり家でやることが少なくなり、更にコロナの影響でこうした行事がなかなかできなくなってしまったのが残念です。
つき上がったお餅を丸めて、まずはきな粉餅から。とても風味が豊かで美味しい!その他、定番ですがお雑煮に入れて食べたり、炭火で炙って海苔を巻き、麹醤油でもいただきました。近所の工務店の職員さんにもお裾分け。
今回はテーブルまではできませんでしたが、かわいい椅子が5脚完成しました!参加してくださった皆様、大切に使わせていただきます。ありがとうございました!
次回の古民家改修ワークショップは、3回シリーズの1回目「ウッドテラス作り①」です。すでにたくさんの参加予約が入り始めていますので、ご希望の方はお早めにご予約お願いします!