2023年10月21日(土)に、鳥取県三朝町からの委託で開催した「古民家見学ツアー&パネルディスカッション」が終了しました。
当日の午前中はあいにくの雨模様でしたが、昼食後の午後からは晴れ間も見えて、ツアーに参加してくださった移住希望者や地元の方、県内の地域おこし協力隊の皆さんも、三朝町内にある魅了的な物件の内覧や、物件の所有者や参加者との会話を楽しんでくださいました。中には、遠路はるばる神戸市から参加してくださった方もおられました。
それぞれの古民家の中には当時使われていた農機具などが残されていたり、創意工夫された意匠について参加した大工が解説をしながら巡り、これまであまり気に留めることが無かった新たな価値を再発見することができるツアーとなりました。
【下小椋様邸】
【有本家】
【小椋様邸】
昼食は、竹田地区の「食の会」の皆さんが地元の食材を使って竹田御前を作ってくださいました。味はもちろんのこと、彩り鮮やかなお弁当の写真を皆さんカメラに収め、自然の恵みが豊かな地域の食を堪能しました。
【旧・安藤酒店】
古民家見学ツアーは14:30で一旦終了し、引き続き、町内の住民や役場の職員、町議会議員などの皆さまと共に、「空き家が抱える課題と可能性を考える」と題したパネルディスカッションを開催しました。
ファシリテーターは紡の代表理事・山本が担当し、町内のそれぞれのお立場の方が4名登壇してくださり、ツアーに参加してくださった皆さまも含めて2時間にわたって議論を展開しました。実際の物件の所有者のリアルな悩みや、古民家を活用して新たな特産品販売の拠点として活用しようとしておられる方などのお話も聞くことができました。
また、この日に見てきた古民家や町並みを例に出して、「こんなふうに活用することもできるのではないでしょうか」という紡からのアイデア紹介などもさせていただきました。
三朝町は温泉のまち、投入堂で知られているまちですが、今後、新たな切り口で地域の魅力を発信し、移住定住の取り組みの第一歩となれば嬉しく思います。
開催に協力をしてくださった地元の皆様、参加してくださった皆様、ありがとうございました。応援しています!